13.ヴラッドの気遣いと笑顔。

日本から来られている佐藤さんや佐熊さんのお蔭もあり、私たちが連続して、クラスに出ていると、前述したブライアンやにこやかでフレンドリーなぺぺをはじめ、メンバーの方々からも、よく話しかけられるようになりました。

まぁ、私は英語が苦手なので単語とボディランゲージ、日本語のチャンポン対応でしたが(笑)

このオープンな雰囲気は、ヴラッドさんの人柄が表れているなぁ、と。会社であれ、教室であれ、人が集う場には、主宰者の人柄が表れるものです。今更ながら反省と精進を肝に銘じた次第です。

 

 

 

 

ブリージングストレッチからムーヴ、クラウド(集まってやるワーク)、立ち上がって歩きながらペアになり、ペアワークして、何度かチェンジして、ワークが変化して、マスアタックまたは複数人数によるワークを挟んで、センシティブなワークにいくかフリーワークに入る。
締めにマスアタック…という流れがオーソドックスな夜クラスかな、と。
朝のクラスではペアワークがレスリングになることがあるような気がします。


まぁ、私の感想です。私的なこの日のスペシャルは、イゴール師匠とのフリーワークで、ノンコンタクトの効果的な使い方を身を持って学んだことでしたが、この考察に関しては、安里先生やY先生のおっしゃっていたことと繋がったので後日、別項にて書いてまいります。

この日、なるほど、と印象に残ったのはワークは勿論ですが、ヴラッドの目配りと気遣いでした。
身内でいえば、この日の朝クラスで津田さんが去年の私のようにシャシュカ・ケアを体験。万全ではないはずの津田さんの様子もちゃんと見ていて、適切なメンバー(インストラクター)を配置していました。
これは去年、私も受けたので、今回気づいたのですが…。また、大串さんがダメージと疲労から、このクラスを休むと申し出たら、やった方がいいワークだけ参加させ、クラウドやペアワークは外し、その間はナイフを持たせてムーヴをさせたり、実に細やかに配慮していただきました。


稽古が終わり、サークルアップがつつがなく済んだと思った直後にガタイのいいタトゥーマッチョマンが手を挙げました。彼が何と言ってるかはわかりませんでしたが、どんなことを言ってるか、その感情の起伏も含めて感じれました。これまでも、こんな場面は幾度となく出会ってましたから。
 
以下は大串さんの訳ですが…。
マッチョマン「なんであなたはリラックスリラックスと言うんだ?ふつうに力をこめたほうが強いと思うんだが」

ヴラッド「君はどう思う?」

マッチョマン「それがわからない(イッツ・ハード・トゥ・エクスプレイン)からあなたに説明を求めてるんだが…」

ヴラッド「確かに言葉で説明するのは難しいな(イッツ・ハード・トゥ・エクスプレイン)」

(一同爆笑)

(解散後、ヴラッドさんがマッチョマンのところに行って何か声をかけて笑顔で握手)


大串さん曰く、日本語にするとニュアンスの違う“It’s hard to explain”という言葉を巧みに返したヴラッドさんのユーモアのセンスがすごいと思ったとのこと。加えて、ミカエル
がチンピラから「お前の顔が気にくわねえ」と絡まれたときに「そう、実は私も自分の顔が気にくわないんだ(笑)」と返してその場をおさめたエピソードを思い出したそうです。
 
 
彼も私より、ずっとシステマに詳しそうです。
上のやり取りの間、ヴラッドは終始、笑顔で、リラックスして受け答えして、その雰囲気は一切、固まりません。これで、みんなも笑顔になります。何も起きていないかのように。
 
もし、私が英語がペラペラだったら彼にこう言ったと思います。今、まさにリラックスのパワーを受けたじゃんって。
クラスが終わった後に、我々4名を執務室?に呼んでくれて、フルーティなお酒を一杯ずつご馳走になりました。この時は、日本から来たお客さんへのねぎらいかな、と思わなくはなかったですが、後で考えると疲労からきている心身のテンションをお酒と抜群の笑顔で緩めてくれたような気がします。
 
考えすぎ?いいじゃないですか。そう信じるだけで、嬉しいし、リラックスのパワーを貰える気がするんですから。
 
…いよいよ、最終日に続きます。