藏岡良宜 システマ 1dayワークショップ in Fukuoka レポート


システマ体現の証。

 

藏岡良宜、30歳。若い。のに、ふた周り近く歳下の彼を、藏岡サンと呼んだ方がしっくりくる。それほどにちゃんとしている人物です。

 

実力は間違いなく、なのに驕りのカケラも見受けられない。

 

目上にも、歳下の人にも、丁寧な言葉で、ソフト。人見知り極まりない私の知人ふたりが、彼には短時間で笑顔を見せていたことが、その証でした。

 

腰も低い。が、行動的で合理的。芯のある人間…という印象でした。

 

その人格印象が、そのまま彼のシステマ、でした。

まずは力んでもいいからプッシュアップ、

力めないと、力みがわかりません。

 

腰を立ててください。

 

身体の外に手足を広げない、広がったら身体に収めて動くように。出っ張りがないように畳んで動く。

 

軽いけど重い。

 

引いたら出る、出たら引く。

 

タッチやコンタクトは、ソフトに。…でありながらもタイミングやスピードは抜群のストライクやテイクダウンが繰り出される。

 

彼の口から出る言葉はシンプルでいて、その時、その場面で、私たちにしみ込むように伝わり、動きが変化していきました。

 

それぞれに伝わったものは違うでしょうが、それぞれのレベルで重要なピースを拾えていたように思えます。

 

 

翌日、見送りに行った空港のカフェで交わした会話の中、帰国間際の藏岡さんがヴラッドに送られた言葉を教えてくれました。

 

ちゃんとトレーニングを積んできたし、心配はしていない。あとは、ソフトであることを心掛けなさい…と言われたそうです。

 

藏岡さんは、それが次にヴラッドに会うまでの自分の課題であり“その時に、また新たな課題を与えられると思っているんです”と語り、機上の人となった。

 福岡教室 松尾